住宅の省エネ基準をみてみると、東京都の小笠原村、沖縄県、鹿児島県の奄美市や瀬戸内町など、日本では最も温暖な地域として区分されている8地域においては、躯体の熱貫流率(U値)の基準値が、屋根または天井以外は設けられていません。
躯体の熱貫流率の基準値とは、単純に言い換えれば、断熱性能といっても良いでしょう。
どうして断熱基準が必要ないのでしょうか。
一年を通して温暖であり、極端な言い方かもしれませんが、一年中暑い地域です。
高断熱が涼しい住まいであるならば、一年を通して暑い地域で高断熱住宅を造れば、一年中涼しく快適で、その結果、省エネとなるはずではありませんか。
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