熱というものは開口部からは、葭簀(よしず)や簾(すだれ)、植栽などである程度は対処できます。
しかし、屋根からの熱に対しては対処できません。そして、平屋建てはすべての空間が屋根の直下であるため、この屋根からの熱にお悩みになる方が多くいらっしゃいます。
暑さが厳しいとき、二階建てであれば一階に避暑することも可能です。しかし、平屋建ての場合、避暑的な空間はありません。
このような平屋だからこそ、寒さ対策にも増して、暑さ対策よりが重要なのではないでしょうか。
冷房が原因で体調を崩したことのある方々へのアンケートによりますと、「就寝中の冷房によって体調を崩した」と回答している人が47.3%と約半分を占めます。
これは裏返せば、就寝中でも冷房していなければ過ごせない(過ごしづらい)住まいが増えていることの証でもあると私たちは考えています。もちろん、温暖化がそれに拍車をかけていることも否めません。だからこそ、冬暖かく、夏は本当の意味で涼しい(冷房を使わなくても過ごしやすい)家づくりが求められるのではないでしょうか。
皆さんは夏にダウンジャケットを着ますか?ウールのセーターを着ますか?着たとすると涼しいでしょうか?お家も衣服や布団と同じだとは思いませんか?冬暖かいということは、夏はもっと暑くなるということと背中合わせです。単純に気密断熱だけを高めた住まいが、本当に夏涼しいのであれば、停電時のように冷房なしで過ごしてみてください。
さて、どうなることでしょう?蒸し風呂状態のようにならないでしょうか?
夏に冷房を使用しない過ごしやすい家を実現するためには、熱がどのように伝わるのかを知らずしては不可能です。
夏と冬の寒暖差が大きい栃木県。
「冬暖かい家」というのはもう当たり前ですね。
一方で、夏涼しい家づくりには次の二通りの方法があるでしょう。
私たちはなるべく冷房を使わずに、一年中快適に過ごせる家づくりを目指し、
そして、この考えに沿って日々試行錯誤し、やっと今の家づくりに辿り着きました。
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