居住場所や建物内で熱中症にかかるケースが多いということは、建物内部が暑いということを意味するでしょう。
建物内部は、あまり直射日光を受けていないのにもかかわらず暑くなる。
建物という視点から熱中症対策をとるためには、なぜそうなるのかを把握する必要があるでしょう。
そして、そのためには熱移動の3要素をしっかりと捉えることが不可欠です。
一般的に熱は高温部から低温部へ移動する性質を持っており、熱の移動は熱伝導とも呼ばれています。
そして、熱は3つの要素によって移動します。それが「伝導」「対流」「輻射」という3要素です。
つまり、どんな熱であっても「伝導」「対流」「輻射」という3つの要素によって、暖かいほうから冷たいほうへ移動が起こります。
これを熱移動の3要素または熱移動の3原則と呼んでいます。
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