今年2月13日、南極の気温が初めて20度を超え、観測史上最高となる20.75度を記録しました(シーモア島)。
また、今年7月25日には北極圏スバルバル諸島で、観測史上最高となる21.7度を記録しました。
7月20日付の英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジには、気候変動によってホッキョクグマが2100年までにほぼ絶滅するという論文が発表されました。
また、欧州とロシアの研究チームは、北極圏を含むシベリアの今年1月から6月までの気温が、地球温暖化が原因で30年間の平均を5度上回ったと発表しています。
しかも、シベリアの永久凍土が溶けることにより、地中のメタンガスが放出され、温暖化が加速する恐れも指摘されています。
気温が高くなれば、冷房の使用頻度が高くなります。同じ室内気温に冷房するにも、外気温が高くなれば冷房負荷が高まります。つまり、電気をより多く使用することになります。
日本の電気の多くは、火力発電によってつくられています。ということは、使用電力量が増えれば、温室効果ガスの排出量が増えるという悪循環に陥ってしまいます。
だからこそ、まずは冷房を前提とせずに、いかに建物内の温度上昇を抑制出来るか。その上で冷房を使用するという取り組みが必要なのではないでしょうか。
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