パート5/建物が適応していくために3/暑さの多くはどこから
暑い時期は、太陽高度が高くなります。
では、一番日中が長くなる夏至を例にとってみますと、建物のどの面が多くの直射を浴びているでしょうか。
グラフから、圧倒的に水平面が多いことが分かります。
つまり、屋根が大量の赤外線(熱線)を受けるということです。
以外に思われるかも知れませんが、南面は少ないのです。
ですので、暑さ対策としてよく言われている軒を多めに出すという対処方法は、かなり限定的となります。
このデータから、建物の抜本的な暑さ対策の方向性が見えてきます。
それは、太陽高度が高くなる時期に、屋根が受ける大量の熱線の影響を、出来るだけ小さくするということです。
温暖化への人と建物の適応支援
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