電気=エコ?
東京電力のケースで見てみますと、火力発電が約80%(ガス約60%、石炭約20%、石油0%)を占めています。
電気を使う場所では、確かにCO2(温室効果ガス)は発生しません。しかし、その約8割は電気をつくる際にCO2を排出しているのです。
そして、ガスや石炭を燃やして電気をつくる際には、ガスや石炭が持つエネルギーのなんと63%も失われてしまいます。エネルギー効率37%にしかならないのです。
更に、送電時に約5%のエネルギーロスが発生すると言われているのです。
一方で、ガスや石炭を直接エネルギーとする場合の効率は91%(100÷PEF1.1)です。
ご家庭でガスを燃せば、その場所でCO2は発生しますが、エネルギー効率91%。
電気を使用すれば、その場所でCO2は発生しませんが、電気をつくるおおもとでCO2が発生、エネルギー効率は35%程度(送電ロスも考慮)。
さて皆さん、どちらがエコだと思いますか?
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