【クエスチョン1】
二階建ての場合、二階が暑くなるのはなぜなのでしょうか?
どこのハウスメーカーさんや工務店さんも、壁より天井あるいは屋根の断熱を強化しているにもかかわらずです。
【Q1へのA】
夏は太陽高度が高くなり、水平面(屋根面)が受ける日射量が圧倒的に多くなります。
それによって、屋根面で大量の輻射熱が発生します。
そして、上から下に移動する熱の93%を輻射熱が占めます。
しかし、断熱材は輻射熱の約9割を蓄熱し、そして放熱します。
断熱材は熱伝播遅効型熱吸収材料であり、断熱性能を上げるということは、蓄熱量を増やすことによって熱が伝わる(放熱する)までの時間を遅らせるということです。
そして、蓄熱量が増えれば、冷めるまでの時間もより長く要することとなります。
これが、壁より天井あるいは屋根の断熱を強化しているにもかかわらず、二階建ての場合、二階が暑くなる理由です。
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