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温暖化/熱中症/冷房でちょっと一句、寒暖差の大きい大田原市、那須塩原市で、冬暖かく、夏は冷房頼みにしない暑さ対策の家づくりを実現しよう

2025-11-07
WEBセミナー
山崎

「温暖化 のんきにしてて いいのかな」

急に温暖化が進むわけではありません。徐々に、少しずつ、しかし確実に、温暖化が進行しています。

日々の生活の中ではさほど感じなくても、何十年先というスパンで見ると、現在よりもかなり気温が高くなることが予想されています。(詳しくは環境省などのホームページなどをご覧ください)

住宅は消耗品ではありません。やはり、何十年というスパンで考えるべきものでしょう。そして、そこには気候や気温の変化も加味すべきことなのではないでしょうか。

単純に気密断熱を高めただけの家は、その時にどうなるのでしょうか。

確かに冬は暖かく過ごすことが出来ます。

一方で、夏はどうなのでしょうか。断熱や気密性能の違いは、冷房効率の問題であって、効率の問題を別にすれば、冷房で涼しくなるのは当たり前といっていいでしょう。

しかし、冷房を使わない場合は・・・。

冷房を使わずして涼しいのであれば、赤道直下で高気密高断熱住宅を建てれば、一年中快適で、省エネになるはずですね。

皆さん、そんな状況を想像出来ますか。私には、蒸し風呂状態が想像されます。

温暖化は、冬も夏も気温が上昇していきます。

冬の暖かさ、省エネは、もちろん重要な要素です。しかし、そればかりにとらわれていると、夏はどんどん冷房漬けになってしまいます。

何十年と住まうマイホームだからこそ、進む温暖化のことにも配慮した家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。

 

「冷房せねば 外のが涼しい 家づくり」

断熱材は、熱伝播遅効型熱吸収材料。

つまり、熱を吸収することで、熱が伝わるのを遅らせるというものです。

決して、熱を断つ材料ではありません。

断熱性能を高めるということは、吸収する熱量を増やすことで、熱が伝わる時間をより遅らせるということです。

そして、吸収する熱量が増えるということは、冷めにくくなるということです。

言い方を変えれば、断熱材は蓄熱材であり、断熱性能が高いほど、蓄熱量が多くなるということです。

屋外は、陽が沈めば、太陽から大量に降り注ぐ赤外線による輻射熱の影響を受けなくなり、気温は下ります。

しかし、住宅内は厚い断熱材がたっぷり吸収した熱が屋内にも放射され、外のほうがよっぽど涼しいという具合になるのです。

 

「温暖化 日本列島 総激暑」

現在では、猛暑日と呼ばれる気温35℃以上を記録する日が増えてきました。

猛暑日でも耐えがたい暑さですよね。

しかし、温暖化がこのまま進むと、真夏には日本列島のほぼ全土で、気温40℃以上を記録する激暑日になることが予想されています。

ちなみに、環境省が想定している2100年の東京の最高気温は、44℃です。

でも、急に44℃になるわけではありません。年々上昇していくのです。

これらのことを踏まえれば、人も建物もより暑くなることに順応していく必要が、あるのではないでしょうか。

だから、今、そしてこれからの家づくりは、暑さに強いということも大切な要因となってきているのではないでしょうか。

 

「汗かけない 子供育む 屋内環境」

人が汗をかけるか否かは、3歳までの環境が大きく影響します。

汗をかくことの出来る汗腺を能動汗腺といいますが、能動汗腺の数は3歳までに形成され、その数は一生涯ほとんど変わることがないのだそうです。

だから、汗をかけるか否かは3歳までに決まってしまうという訳なのです。

そして、3歳までを冷房の効いた空間で過ごすことが多く、汗をかく機会が少ない場合、能動汗腺の発達が不十分になることが、専門家の方々から指摘されています。

汗が蒸発する際に奪う熱エネルギーは大きく、同じ量の水が100℃から0℃に冷えるときに吐き出される熱量のおよそ5倍、汗をかけないということはその大きな熱量を放出できないということであり、その結果、熱中症になりやすくなってしまうのです。

学校や幼稚園での冷房が普及し、車や電車などの中も冷房、そこに自宅が24時間全館空調(夏は24時間全館冷房)となると、いかがなものでしょうか。

 

「25度 熱中症患う 子供たち」

2019年5月23日の午前11時半ごろ、新潟県長岡市の市立黒条小学校から「運動会の練習中に熱中症疑いの児童がいる」と119番があった。県警や地元消防によると、児童25人前後が病院に搬送されたが、いずれも軽傷とみられる。

学校や消防によると、当時は全校児童が練習しており、うち複数が吐き気や頭痛を訴えた。

新潟地方気象台によると、同日午前11時の長岡市内は快晴で、気温は約24度だった。(共同通信社ニュースより)

この時期、体がまだ暑さに慣れていないということが大きな要因のひとつであると考えられます。

しかし、隠れたもうひとつの大きな要因として、子供たちの熱中症になりやすい体質化が進んでいることが考えられるのではないでしょうか。

 

「温暖化と お年寄りの 冷房嫌い」

少し前のデータになりますが、東京都監察医務院の調査によりますと、東京23区内で2013年に熱中症で死亡した人の3割以上は、夜間に亡くなっていたことのことです。

そのうち屋内が9割を占め、ほとんどがエアコンを使っていなかったとのことです。

異状死の原因を調べる医務院が、その年の7~8月の死亡例をまとめたところ、原因が熱中症の死者は114人(男性70人、女性44人)で、死亡推定時間帯は日中(午前5時~午後5時)が48人、夜間が34人、不明が32人でした。

このうち7月は日中と夜間の死者がそれぞれ17人、18人とほぼ同数。そして屋内で死亡した人が圧倒的に多く、103人。うち90人はエアコンを使用しておらず、66人は一人暮らしだったとのことなのです。

歳を重ねると、人工的な冷気を好まなくなるといわれています。今は若く、冷房を好む方も、歳を重ね、いずれはお年寄りになります。

そして、その時には冷房を好まないようになっているかも知れません。

日本の地域別将来推計人口(2018年推計)によりますと、2045年に65歳以上の人口が50%以上を占める市区町村が3割近くになることが予想されています。

もちろん、私たちの住む地域も例外ではありません。

現在の家づくりにおいては、冷房効率の違いはあれど、暑さ対策は冷房頼みといっても過言ではないでしょう。

誰しも歳をとります。いずれはお年寄りになります。

冷房をあまり好まない方々に、冷房頼みの家づくりが良い住まいとなるのでしょうか。

 

「暑さ対策 ペットのための 留守冷房」

ワンちゃんやネコちゃんは、汗腺が足の裏の肉球など限られた部位にしかありません。

ですので、人間のように全身で汗をかくことが出来ないのです。

その結果、熱が体にこもりやすく、体温調節が苦手であり、人間以上に熱中症のリスクが大きいといわれています。

【犬は】

主に、肺にたまった熱い空気を吐き出して涼しい空気を取り入れて体温調節をしているが、気温や湿度が高いと肺に熱がこもり、体温調節が難しくなる。高温多湿の環境はもちろんのこと、高温と多湿どちらか一方でも極端に高ければ熱中症にかかってしまう。

【猫は】

犬よりも多少暑さには強いが、もとものは地中海沿岸や砂漠地帯で生息していた動物なので、多湿は苦手。猫は自分の体を舐めて体温を下げるという習性を持っており、犬のような呼吸による体温調節機能はないので、ハァハァと呼吸をしている時はかなり深刻な状態である可能性が高い。

屋内でペットを飼っていらっしゃるご家庭で、お仕事や学校などで日中お留守になるお宅では、冷房を掛けっ放しでお出掛けになるというケースが多いのではないでしょうか。

しかし、環境や省エネという観点から見ますと、どうなのでしょうか。

このような点からも、蓄熱型の住まいが良いと言えるのでしょうか。

 

「冷房で 冷やしたつもりが 温める」

冷房運転しているときのエアコンの室外機(ヒートポンプ)から、暖かい風が送り出されているのを感じたことがあるのではないでしょうか。

エアコンによる冷房は、室内を2度冷やすために、約5度の内部熱を外部に放出するに等しいのだそうです。

ということは、冷房運転するエアコンの台数が多くなればなるほど、地域を暖めていることになるという訳です。

なるほど、東京のような大都会が暑いのが、分かるような気がしますね。

 

「冷房で 暑さ凌いで 冷房病」

冷房病の代表的な症状のひとつに、便秘が挙げられます。

日本トイレ研究所が2016年に実施した「小学生の排便と生活習慣に関する調査」によりますと、25.0%の児童が便秘症状を訴えました(全国都道府県で7番目に高い割合、最多29.8%、最少12.5%)。

また、冷房病では、便秘や下痢などの消化管障害以外にも、自律神経の乱れによる様々な症状が現れます。

冷え性、むくみ、疲労感、倦怠感、肩こり、頭痛、神経痛、腰痛、腹痛、食欲不振、頻尿、不眠、鼻炎、生理不順なども、冷房病の症状だといわれています。

出来ることなら、暑さ対策と、冷房病の抑制の両立を図りたいものですね。

 

「電力の 需要のピークは 夏ですよ」

電力は、需要と供給が同じ量でなければ周波数に乱れが生じ、状況によっては大規模停電を招くこととなります。

そのため、暖房や冷房の必要性がなく、電力需要の少ない季節では、再生可能エネルギー事業者に、一時的な稼働停止を求めるという事態が生じてきています。

このことは、再生可能エネルギーが普及していくうえで、ひとつの足かせになってくる可能性もあるのではないでしょうか。

そのためにも、電力需要の最大時期と最少時期の差は、これ以上広がらないほうが良いのです。

ところで皆さん、電力需要のピークはいつだと思いますか。それは、夏です。冬ではありません。夏なのです。

建物の高気密高断熱化が図られ、温暖化が進み、給湯器などの省エネ性が向上してきています。これらの複数の要因が相まって、冬の消費電力量は少なくなっていくことでしょう。

しかし、夏はどうでしょう。これまでに設置されていなかった学校などにも、どんどん冷房が設置されてきています。住宅業界も全館空調を推進してきています。

つまり、どんどんと冷房を使用するケースや場所が増え、現在でもピークである夏の電力需要が更に押し上げられるということになるのではないでしょうか。

そして、それを押し上げるのは、間違いなく冷房で消費される電気でしょう。

 

「猛暑日に 停電したら どうなるの」

大規模停電は、様々な原因で起きています。

火災、ヘビ、鳥の巣、作業ミス、ゲリラ豪雨やら落雷、そして台風などです。

2019年9月には、台風15号の影響で、千葉県において50万戸を超える大規模停電が起こりました。

温暖化の影響で、台風は規模を増してきています。そして、猛暑日どころか激暑日が各地で記録されるのも、そう遠い話ではないでしょう。

一方で、冷房は電気に替るものがありますか?

つまり、大規模停電になれば、一帯で冷房が一斉にストップするという事態が生じます。

その時が猛暑日や激暑日だったら、どうなってしまうのでしょうか。

更に、汗をかけない、汗をかきにくい体質の人が沢山いたらと思うと、ゾッとします。

やはりこれからは、寒さだけではなく、暑さにも強い家づくりを考えていく必要が、あるのではないでしょうか。

 

「温暖化 増える冷房 どうするの」

エアコンの普及がどんどん進み、現在では2人以上世帯のデータによりますと、家庭における普及率は90%を超え、一家庭当たりの平均保有台数は3台を超えています。

そして、温暖化に伴って、益々普及率や保有台数が高まっていくことでしょう。

更に、住居以外、例えば学校などでの普及も急拡大してきています。

これまで見てきたように、冷房の増大は様々な弊害を招くことになるでしょう。健康、エネルギー、温暖化などへの影響です。

日本の電気の8割から9割程度は、火力発電で賄われています。ですので、電気をつくるおおもとでCO2、つまり、温室効果ガスが放出されています。

これにより、冷房の際に出外機から放出される熱以外でも、温暖化の原因となってしまうのです。

また、火力発電で電気をつくる際には、使用される一次エネルギーであるガスや石油が持つエネルギーの約63%が失われてしまいます。

加えて、送電時のエネルギーロスも生じます。

だからこそ、これからの家づくり、建物づくりには、冷房頼みにしない暑さ対策が求められるのではないでしょうか。

 

だからこそ、冬暖かく、夏は冷房なしでも過しやすい家づくりを実現しましょう。

 

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