ここで、輻射熱を実感しやすい状況例を取り上げてみます。
気温30℃の時に、直射日光の当たる場所にいるとすごく暑く感じます。
しかし、日陰に入ると涼しく感じます。
体温が36.5℃だとすると、気温はそれより低い温度なので、本来であれば涼しく感じるはずです。
それでも暑く感じるのは、太陽の日差し(赤外線)が身体に降り注ぐ(当たる)ことで、身体の分子が高速に振動し、輻射熱を発生するからです。
逆に、日陰は身体に直射が当たらず、輻射熱の発生を抑制出来るので、あまり暑く感じずにすむというわけです。
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