断熱材と遮熱材の違い⑤
遮熱材は反射材
断熱材を含めたほとんどの建築材料は、輻射熱に対する反射率が低く、輻射熱の影響を大きく受けることとなります。
そこで、輻射熱の影響を防ぐためには、輻射熱の反射率が高いものを採用し、熱移動を防ぐことの出来る対策が必要となってきます。
では、どんなものの反射率が高いのでしょうか。
この表から、銀、金、アルミの反射率が極めて高いことが分かります。
ただし、銀と金は非常に高額なため、一般的にアルミが輻射熱対策の材料として使われるようになってきたのです。
そして、それらは遮熱材と呼ばれています。
断熱材と遮熱材は混同されがちなのですが、性質は全く異なるもので、遮熱材は輻射熱(放射熱)によって起こる熱移動を反射によって防ぐという素材です。
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