違いその1/アルミ
見た目は同じアルミでも、大きく分けて2種類のタイプがあります。アルミ蒸着とアルミ箔です。
アルミ蒸着はポリエチレン等のフィルムにアルミを吹き付けたような状態で、一般的なものの反射率は30%~40%程度です。
しかし、高純度アルミ箔を表面に加工したものは、92.45%程度の前後の反射率が得られます。
違いその2/アルミ箔の反射率
アルミの反射率は92.45%(アルミ金属国際基準の認定値)です。ですので、高純度アルミ箔を表面に加工しただけでは、これを超える反射率を得ることは出来ません。
もし、このアルミ反射率を超える数値を謳っている遮熱シートがあれば、その差の根拠を示すことが必要です。もし根拠を説明出来ないようであれば、反射率の数値には大いに疑問が生じます。
私たちが使う高性能遮熱材リフレクティックスの反射率は99%。
この極めて高い反射率は、アルミ反射率に独自光沢度(独自光沢度とは純分率と研磨率からなります)を加えて実現しています。
反射率が1%低くなると熱抵抗値は15%下がってしまいます。
ですので99%と92.45%の違いはとても大きなものとなってしまいます。
違いその3/耐久性
遮熱シートは、薄ければ薄いほど性能を発揮できます。薄いほど、輻射熱の影響を受けにくくなるからです。暑いほど、そのシートの中の分子数が多くなり、それだけ輻射熱の影響を受けやすくなります。
また、アルミ純度が高くなければ、薄くすることは出来ません。
私たちの使う遮熱シートは、7.2ミクロン(1ミクロンは1000分の1mm)です。
ちなみに「はやぶさ」に使用されたアルミシートは0.5ミクロンです。
コンマ何ミリというレベルは、遮熱シートとしては非常に厚いというレベルなのです。
違いその4/耐久性
私たちの使う遮熱材以外の遮熱シートは、エアーキャップ生産マシーンを利用し、接着剤で貼り合せて製造します。
しかし、接着剤は劣化します。せっかく耐久性に優れたアルミを使用しながら耐久性を大幅に縮めてしまっているのです。
私たちの使う遮熱材は、遮熱シート専用マシーンで接着剤を一切使わずに生産(プラズマ溶着)されています。
ですので、紫外線の当たらない場所で使用すれば、100年後でも再利用可能です。
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