このグラフから読み取れるのは、熱中症死亡者数が、猛暑日日数と熱帯夜日数の推移に比例していないということです。
熱中症死亡者数が、2001年ごろから増加傾向にあるといっても良いでしょう。
ところで、住宅の次世代省エネルギー基準がスタートしたのが、1999年です。これにより、冬暖かく夏涼しいというのが謳い文句となっている高気密高断熱住宅の普及が進められてきました。
しかし、高気密高断熱が本当に夏涼しいのであれば、熱中症を引き起す場所として住居等居住場所が圧倒的に多いことを踏まえ、熱中症死亡者が猛暑日や熱帯夜の増加と関係なく増えてきているということに、矛盾は生じないのでしょうか。
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