グラフにおける熱中症死亡者数の推移をみますと、2001年頃から増加傾向にあるように見受けられます。
一方で、熱帯夜日数と猛暑日日数は、さほど増えてはいず、熱中症死亡者数の推移とは比例していないように見受けられます。
ところで、1999年に住宅の次世代省エネ基準が設けられました。いわゆる高気密高断熱住宅が、本格的に普及しはじまりました。
そして、2013年には更に高い断熱基準が設定されました。
熱中症にかかる場所の割合において、住居等居住場所が高いことを踏まえ、かつ本当に高気密高断熱が夏涼しいのであれば、熱中症死亡者数だけが増えるということはどうも腑に落ちないのですが、皆さんはいかがでしょうか。
一般的には、日の出のタイミングが一日のうちで一番気温が下がります。
そして、断熱材は熱伝播遅効型熱吸収材料です。
ということは、断熱材の性能が高いほど、太陽からくる赤外線で発生する大量の輻射熱を沢山蓄えてくれます。つまり、住宅内に熱が伝わってくる時間を稼いで(遅らせて)くれます。
ですので、日の出からある程度の時間は、住宅内の温度上昇を抑制してくれます。
しかし、たっぷり蓄熱すればするほど、日没後の住宅内の温度低下が鈍ります。
これが、夜間はよほど屋外や断熱性能の低い家のほうが涼しいという現象を招く原因です。
ですので、高断熱だからと安心せずに、夏の夜は熱中症対策として冷房を積極的に使ってください。
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