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東京都の8月の熱中症死者が187人と過去最多でその9割がエアコン使わず、栃木県内の8月の熱中症疑いで救急搬送された人は655人で内364人は65歳以上、そして温暖化と高齢化社会は進む

2020-11-07
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この夏、テレビで熱中症を取り上げる番組やニュースを何度となく見ました。

そして、その中でニュースキャスターやコメンテーターが「電気代をもったいがらずにエアコンを使ってください」というような呼びかけをしているのを何度も聞きました。

しかし、お年寄りは電気代がもったいないからエアコンを使わないのでしょうか。エアコンはヒートポンプ方式ですから、エネルギー効率が高く、とんでもないほど電気代が高くなるとは思えません。

にもかかわらず、何故エアコンを使わずに自らを命の危険に曝してしまうのでしょうか。

それは、お年寄りの多くが、人工的な冷気を嫌うからです。

このことに理解を示さないと、これらの問題を解決するのは難しいのではないでしょうか。

 

ここに取り上げます表は、国立社会保障・人口問題研究所がまとめた「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」の栃木県の部分です。

この推計は、将来の人口を都道府県別・市区町村別に求めることを目的としたもので、要点は以下のようなものです。

  • 2030年以降は全都道府県で総人口が減少
  • 2045年の総人口は、7割以上の市区町村で2015年に比べ2割以上減少
  • 2045年の65歳以上人口が50%以上を占める市区町村が3割近く
  • 0~14歳人口割合は大多数の市区町村で低下

もちろん、栃木県も例外ではなく、2045年に65歳以上人口が50%近くか上回る予想がなされている市町村を見ると

・日光市/49.8% ・矢板市/48.8% ・那須烏山市/51.9% ・茂木町/64.9% ・那須町/55.1% ・那珂川町/54.0%となっています。

2045年に65歳を迎える方は今何歳なのでしょうか。

40歳ですね。

今は冷房が苦にならないことでしょう。しかし、誰しも歳をとっていきます。それに伴って、冷房が嫌になっていきます。そして、温暖化も進みます。

今、そしてこれから、家づくりをとお考えの皆さん、冷房を使わなくても過しやすい家づくりを考えていく必要性を感じませんか。

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