太陽から降り注ぐ電磁波の主なものは、赤外線、紫外線、可視光線です。
そして、暑さの原因となるのが赤外線。
しかし、赤外線そのものは熱くありません。赤外線そのものが熱いのであれば、太陽に近いほど暑いということになるはずです。
つまり、日本で一番暑いのは富士山の山頂、世界で一番暑いのはエベレストの山頂になるはずです。
しかし、実際はどうでしょうか。
では、どうして暑くなるのでしょう。
それは、赤外線が、人体、地面、建物などに当たると、人体などの分子が高速に振動させられて発熱するからです。
これを輻射熱、あるいは放射熱といいます。そして、この原理を応用したものが、電子レンジです。
気温30℃の時、直射日光の当たる場所にいると、相当な暑さを感じます。しかし、日陰に入ると涼しく感じます。
体温が36℃だとすると、気温はそれより低い温度なので、本来であれば涼しく感じるはず。
それでも暑く感じるのは、輻射熱(放射熱)の影響なのです。
ちなみに同じ30℃でも、お風呂の場合は寒く感じます。これは輻射熱の影響を受けておらず、伝導熱によって伝わる熱だけを感じているからです。
ということは、輻射熱(放射熱)の影響を受けないようにすることが出来れば、暑さも防げるということになりはしませんか。
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