風通しが暑さ対策になるケースは多くない

 

 

暑さ対策において、風通しの良い設計にしようというようなこともいわれます。

いわゆるパッシブソーラーですね。

確かに季節によっては、風が通れば過しやすくなるでしょう。

しかし、真夏日や猛暑日が続くようなときに、ましてやほとんど風のないようなときには、窓を開ければ過しやすいというわけにはいかないですね。

ところで皆さん、冷房を使うときに窓はどうしますか？

もちろん、閉めますよね。そのときには風通しは関係なくなるのです。

ということは、風通しを良くして暑さ対策をするという考え方には、建物内の温度が冷房を使わなくても済む程度にしか上昇しないという前提条件が必要となってくるのです。

しかし、温暖化で気温が上昇し、暑さは厳しさを増しています。

はたして今後、風通しを良くするという暑さ対策が、どの程度通用するのでしょうか。

 

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