ちょうどお子さんの手の届く高さに施される防蟻剤。そしてその手をなめてしまったら・・・。だから、一般的に使われている合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系などの農薬成分で処理するのではなく、安心安全でかつ防蟻効果の高いホウ素系防蟻剤を使用しています。
国産の檜にはシロアリが嫌うテルペン系のフィトンチッドが多く含まれており、シロアリの被害に強いことが確認されています。建築基準法でも檜がシロアリを寄せ付けない特性を持つことから、一定の条件を満たせば薬剤散布によるシロアリ駆除対策を講じなくても良いとされています。
栃木に棲息するヤマトシロアリには湿気が大敵。地中から床下への湿気の侵入を防ぐことはシロアリ対策の重要なポイントになります。
主成分であるホウ素は様々なものに含まれており、大変安全性が高いものです。
人間などのほ乳類がホウ素を必要以上に摂取した場合、腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度で、少量口に入ったり吸入してしまった程度では全く問題にはなりません。もちろん、適量を超えて短期間に大量摂取すれば問題が出てきます。ただしそれは、醤油を一気飲みすると生命に危険が出ることと同じようなものです。
更に、ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがありませんので、お部屋の空気を汚しません。現在では建築基準法の改正によりクロルデン・クロルピリホスといった効果が長く持続する神経毒性を持つ農薬系有機薬剤の使用は禁止されました。
しかし、現在一般的に防蟻に使われている合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系などの農薬成分についても胎児への影響などが懸念されています。そして、それらの農薬成分は揮発・分解してしまいますが、シロアリ被害を食い止めるための必要悪との見方から今も使用が認められているのです。
現在、木造建築の防蟻剤として使用が認められているものには、アレスリン(合成ピレスロイド)・イミダクロプリド (ネオニコチノイド)・シプロコナゾール(トリアゾール)等がありますが、いずれも持続効果は短く、平成13年の日本シロアリ対策協会通達では「薬剤の持続効果は最大で5年間」「5年を目処に再処理を行う」などの旨が確認されています。
つまり再処理しない限り、5年後にはシロアリに対して無防備になってしまいます。5年毎に再処理することを前提に使用されている防蟻剤ですが、現実には壁内部の再施工は難しく、土台・床下に防腐防蟻(シロアリ)薬剤が散布された場合には居住スペースが農薬成分に直接さらされることを意味します。また、再処理が可能な場所であっても疎かになる可能性もあります。
ヒラタキクイムシなどの
食材甲虫にも同じ作用
木材腐朽菌、カビ菌などの
菌類にも有効
防錆性能があり
金属腐食を防ぐ傾向
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